LPL 梁は、フランジ材に平成 12 年建設省告示第 1452 号第六号に基づき強度指定 (指定書(国住指第 3841 号 平成 21 年 3 月 13 日)を受けたNLGA 規格(National Lumber Grades Authority)の枠組壁工法構造用製材又は 日本農林規格 JAS 0600 枠組壁工法構造用製材および枠組壁工法構造用たて継ぎ材で 規定する枠組壁工法構造用製材(以下ランバー材とする。上弦材は寸法型式 204、 下弦材は寸法型式 206)を用いている。またウェブ材は、日本農林規格 JAS 0360 で規定する 構造用パネル(以下 OSB とする。)で厚さ 15mm(2 級)を用い、ランバー材と OSB を 交互に積層し、木ねじ(パネリード S PS8-230 または PS8-140(シネジック株式会社)を 用いて緊結した組立梁である。断面構成は、3 層と 5 層の二種類が存在している。
LPL 梁のスパン L は、6.0m 以上 12.0m 以下、梁せい H は 600mm または 900mm としている。 LPL 梁は中央部材と端部部材の三分割構成で、中央部材と端部部材の継手接合方法は、 雇い材および束材を用いた木ねじ接合としている。
雇い材の長さは 1500mm と 1000mm の 2 種類で、1500mm の雇い材を用いる場合、 3 層構成では 2 層目に雇い材を配したもの、5 層構成では上下フランジの 2 層目と 4 層目に 雇い材を配したもの(Shift タイプ)となっている。また長さ 1000mm の雇い材を用いた5 層構成継手接合部は、2 層目と 4 層目に雇い材を配したもの(Match タイプ)となっている。 いずれの継手接合部も、所定の木ねじ(パネリード S PS8-230 または PS8-140( シネジック株式会社)を所定の間隔・配置で緊結する仕様となっている。