特別養護老人ホーム 新田楽生苑
東京都足立区の中学校跡地に、区からの借地で建設された大型特養。枠組壁工法で建設された木造5階建です。1階のみをRC造、2~5階は木造とすることで1時間耐火構造とし、コストや工期を低減する効果を得られている。隣接する河川の氾濫に備えて1階の階高を通常より高くし、万一の浸水時の入所者の安全を確保した。
特養150室、ショートステイ20室のほか、地域交流スペース、認知症対応型デイサービスセンター、居宅介護支援事務所を併設。
建物に使用された木材の量は、あの巨大な国立競技場の木材使用量よりも多い約2,200㎡だ。構造材すべてに木材を使用したことによる。建設時のCO2排出量を大幅に削減できる木造建築は、建設後も長期間建物内に炭素を固定化(貯蔵)できる。脱炭素社会実現にむけてモデルケースともいえる建物となった。
※COFIデザインアワード入賞プロジェクト:関連動画
用途: | 特別養護老人ホーム |
所在地: | 東京都足立区 |
構造: | 1階 RC造 2~5階 枠組壁工法 耐火構造 |
樹種: | SPF、その他 |
階数: | 5階建て |
敷地面積: | 4,649.59 ㎡ |
建築面積: | 2,180.03 ㎡ |
延床面積: | 7,826.76 ㎡ |
設計: | (株)メドックス |
施工: | 三井ホーム(株) |
竣工: | 2022年 8月 |
施工期間: | 2021年 3月 ~ 2022年 8月 |
定員: | 特養150室、ショートステイ20室 |
施主: | 社会福祉法人新生福祉会(広島県尾道市) |