東京藝術大学 国際交流棟 Hisao & Hiroko TAKI PLAZA

日本初の大規模NLTプロジェクト。鉄骨と木造のハイブリッド5階建て、延床面積1,494㎡。木造の柱と梁の要素を持つ鉄骨構造を採用し、3階から5階に採用された釘状集成材(NLT)インフィルフロアアセンブリを国内で初めて採用した。

基本設計は、隈研吾建築都市設計事務所(東京・港)と東京芸術大学キャンパスグランドデザイン推進室が手掛けた。デザイン監修も隈事務所だ。実施設計は東京芸術大学キャンパスグランドデザイン推進室・施設課と前田建設工業、施工も前田建設工業が担当している。木造や木質化は隈事務所が得意とするところだが、国際交流棟は前田建設工業が木造・木質化を推進した。隈事務所が設計した空間のデザインやボリュームを崩さないようにしながら、構造を混構造に変更している。

前田建設工業はカナダの林産品の普及を行う非営利団体カナダウッドジャパンの協力を得ながら、日本最大規模の「NLT(Nail-Laminated Timber)」を導入した。

※当プロジェクトとNLTの紹介動画はこちら

用途:大学施設
所在地:東京都台東区
構造:鉄骨造一部木造
樹種:SPF、その他
階数:5階建て
建築面積:373.24㎡
延床面積:1,494.48㎡
設計:東京藝術大学キャンパスグランド推進室・施設課、隈研吾建築都市設計事務所、前田建設工業株式会社一級建築士事務所
施工:前田建設工業 東京建築支店
竣工:2022年 10月
施主:国立大学法人東京芸術大学