ファミリー・ホスピス京都北山ハウス

木造4階建てのホスピス住宅が枠組壁工法(ツーバイフォー工法)で建設された。木造の4階建てとなると軸組構法より枠組壁工法が合理的との判断により枠組壁工法が選択された。木造が選ばれた理由は、入居者に住宅としての心地よさ(住性能の高さ)を提供できること、と同時にコストパフォーマンス、短工期といった事業上の優位性も得られることが大きい。さらには、木を使うことで大量のCO2の固定化を図り、低炭素社会の実現に寄与できる。縦枠のスタッドには206材を使用、SPFをメインに、スタッドには地域の京都市産材も使用された。

BELS評価を採用し、一次消費エネルギー52%削減する建物性能を確保した。ツーバイフォーの高い躯体性能がベースとなっているため省エネ設備との相性も良く、高い性能を確保しやすかった。

※COFIデザインアワード入賞プロジェクト:関連動画

用途:ホスピス
所在地:京都府京都市
構造:枠組壁工法 耐火構造
樹種:SPF、OSB、その他
階数:4階建て
敷地面積:830.28㎡
建築面積:468.22㎡
延床面積:1776.44㎡
設計:(株)リヴ一級建築士事務所
構造設計:(株)梓川設計
施工:(株)リヴ
竣工:2021年 5月
施主:日本ホスピスホールディングス(株)
詳細:35室 満床時看護師15名、介護士13名