カナダ西部2州から供給される製材品
カナダ西部2州から供給される製材品




さまざまな樹種によって構成されているカナダ西部2州の森林には構造用材として優れた強度性能を発揮し、かつ美しさ、耐久性、加工性の高さなど、多彩な用途に適した特長を備えた樹種が成育しています。
COFI傘下の林産企業はそれぞれの特長を見極め需要形態に応じて、構造用、造作用あるいは化粧仕上げ用などの幅広い製材品を供給しています。
需要先の仕様をまず第一に考える−"Market Oriented"の姿勢を端的に現している例として、COFIは他国に先駆けて1991年に日本農林規格(JAS)の製材等に関して指定外国検査機関(FTO)の資格を取得し、カナダ国内でJAS製品の生産を開始しました。さらに1996年には建設省によりカナダでの製材品格付け規則であるNLGA(National Lumber Grades Authority)ルールに基づいて格付けされた枠組壁工法構造用製材が日本でもそのまま使用できるようになりました。
2001年にはFTOにかわる組織である登録外国認定機関(RFCO)を、これまた海外の中で最初に取得し、現状に至っています。これらの動きはカナダの品質管理が輸出国市場の中で高い評価を受けた事の証左と言えます。
なお最近では従来の製材品の形態にとどまらず、集成材あるいはそのラミナ、プレハブ部材等についても供給の伸びが著しくなっています。求められる品質をより安定的に供給する− これがCOFIメンバーの供給姿勢です。