市場アクセス

技術開発の取り組み

木材の耐久性

1890 年竣工Barclay Manor(カナダ・バンクーバー市) 北米のツーバイフォー住宅には、築100年を超える長寿の住宅も数多く現存しており、その理由は単に気候条件の違いだけではなく、維持管理に対する考え方の違いにあります。木造の建築物は維持管理さえ怠らなければ、100年以上の寿命があるのです。カナダ林産業審議会と日本ツーバイフォー建築協会は「なぜカナダでは築100年の木造住宅が多く現存するか?」に対する答えを考える一助を得るため、(独)建築研究所の中島史郎様に依頼し、2009年2月1日から2009年2月4日まで調査を実施しました(※下記PDFファイル「カナダ長寿命木造住宅調査結果」...
技術開発の取り組み

中層・大規模木造建築物への取り組み

日本の「公共建築物等木材利用促進法」が施行された2010年10月1日よりも前にカナダのブリティッシュコロンビア州では、州政府が発注する建築物は、必ず木造とする検討を経なければならないとする"Wood First Act"という州の法律が2009年10月29日に成立しました。これより前の2009年の1月にはブリティッシュコロンビア州の建築基準が改正され、木造住宅の階数は4階までという制限が階数6に緩和され、同年4月6日に施行されています。これらの行政側の誘導策に応えるように建築されてきた中層・大規模木造建築物のカナダでの事例をセミナーなどで日本の皆様にご紹介してきました。一方、...
技術移転

クロス・ラミネイテッド・ランバー

Cross Laminated Timber(CLT) 構造躯体にCLT を使った個人邸の例(カナダ) クロス・ラミネイティド・ティンバー(CLT: Cross Laminated Timber)はヨーロッパで生まれた新しい建築材料で、カナダでも大型の木造公共建築物に採用されるようになりました。CLTはこの図のように挽き板が直交するように積層接着されたパネル状の構造要素で厚さ40mm程度~500mm程度、大型のパネルは3m×12m程度のサイズのものがカナダでは流通しています。CLTはまず、組積造のように稠密な躯体に囲まれた住空間に慣れ親しんだヨーロッパの人々に抵抗無く受け入れられました。...
農林水産省関連

林産物に関する日米加3カ国協議への対応

1985年1月の日米首脳会議でMOSS協議が開始されることになりました。MOSSとはMarket-Oriented Sector-Selectiveの頭文字で、建築基準の改正・合理化、関税引き下げ、JAS規格の改正を目標にしていました。1989年第16回日米貿易委員会(ハワイ)、1989年11月から1990年3月まで5回にわたる林産物専門家会合(技術的協議)を経て、1990年10月「木材製品に関連して日本政府が講じる措置(MEASURES)」について日米間で合意され、第1回日米林産物小委員会がワシントンで開催されました。その結果、1990年11月、...
農林水産省関連

JAS規格の制定・改正

現在、66種類の日本農林規格(JAS)が制定されており、そのうち9規格が林産物関連です。規格の原案作成や改正作業はこの図のように独立行政法人 農林水産消費安全技術センター(FAMIC)で検討された後、農林水産省がパブリック・コメントなどによる意見募集や農林物資規格調査会を経て改正規格や新規格が官報へ告示されます。原案作成委員会は通常、業界、学識経験者、行政などからの委員で構成されます。カナダ林産業審議会は登録外国認定機関として林産物関連9規格のうち7規格の原案作成委員会に出席しています。

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